トンカットアリの男性更年期障害の効果

トンカットアリが男性ホルモンの低下による男性更年期障害(加齢男性性腺機能低下症候群)に効果があると認められています。

トンカットアリの抽出物の主成分にクワシノイド、ユーリコマノンなどが含まれています。

トンカットアリは根の先の部分に強力な精力強壮作用があり、男性ホルモン(テストステロン)の改善を促す効果があります。

精液の量や、勃起に直接働きかけることのできる男性にとっては、貴重な成分です。
その他、疲れた時や身体の調子が悪い時に飲む、万能薬として用いられています。

男性更年期障害は男性ホルモン(テストステロン)の低下により様々な症状が現れます。

更年期障害の治療の有効性は、身体的な加齢だけではなく、男性ホルモンの機能の低下を治療するのが良い方法とされています。
男性ホルモンに作用する機能性食品としてトンカットアリは有効と思われます。

精力サプリメントは、医薬品ではありませんので、健康補助食品として、すぐに効果が実感できるわけではありません。
しかし、個人の体質によっては、数回の摂取で興奮しやすくなったり勃起しやすくなった言う感想も多くあります。

男性更年期障害は、待っていても回復しません。

女性の場合の更年期障害の多くは、時間の経過と共に回復して行きますが、男性更年期障害の場合の強壮は、回復することは、ありません。

加齢で、男性ホルモンの分泌の低下と、精神ストレスが続くと、脳から精巣に男性ホルモンを分泌させる指令が行き届かなくなり更年期障害の原因となります。

男性ホルモン(テストステロン)の低下は、精力減退だけではなく、更年期障害や、生活習慣病の発生リスクを高めたり、精神的な病やうつ病などの原因にもなります。

男性更年期障害(加齢男性性腺機能低下症候群)が、トンカットアリの作用を検証され報告されました。
男性更年期障害(加齢男性性腺機能低下症候群)と思われる方、320名のうち76名に、トンカットアリ200mgを1ヶ月間投与し関連数値の測定が行われました。

測定の結果、トンカットアリによって、加齢男性症状調査表(AMSスコア)と血中テストステロン値が改善されました。
投与前、加齢男性症状調査表(AMSスコア)による評価で更年期症状が認められなかった患者は76名中10.5%、テストステロン値が正常範囲内の患者76名中35.5%です。
トンカットアリ投与後の結果は、更年期症状が認められない患者は71.7%へ増加、テストステロン値が正常範囲内に改善された患者は90.8%となりました。
測定データからも、トンカットアリの摂取により男性更年期障害(LOH症候群)の改善、テストステロン値の改善の効果が示されました。

現在、マレーシアを中心に東南アジアではトンカットアリに関する研究が進められています。
トンカットアリによる男性更年期障害改善作用を示した臨床研究が、マレーシアの研究グループから報告されました。

内分泌学の専門ジャーナル(2011年6月)